建設会社・工務店・ハウスメーカーなどの工事着工の際に切っては離せない地鎮祭

しかしその地鎮祭のあり方が今、新型コロナウィルスの影響により少し変わろうとしています。

思い返せば2020年2月3日にクルーズ船「ダイアモンドプリンス号」が横浜港に来た頃から何となく日本でも新型コロナウィルスに危機感が出始めてきたのではないだろうか。

しかし正直なところその頃は他人事で横浜の方で何か騒いでいるなという程度で、「緊急事態宣言」が出てしまうような世の中になってしまうなんて誰も想像していなかったでしょう。

その新型コロナウィルスは瞬く間に日本全体に広まり4月7日に主要7都道府県に「緊急事態宣言」が出され、4月16日には全国に宣言が出されるようになってしまいました。

これにより大型のイベントや行事ごとは基本的に全て自粛、建設工事の着工の際に執り行われる愛知での地鎮祭起工式にも中止や延期、規模縮小などの対策が必要になってまいりました。

 

新型コロナウィルス感染予防対策を施した愛知での最新の地鎮祭準備のトレンドはこれ!

本当は世の中の邪魔をしているウィルスにトレンドなどという言葉は使いたくもないものですが、

新型コロナウィルス感染予防対策で再三取りざたされているのは「密閉」「密集」「密接」の3つの密をしない!

この3密を地鎮祭で対策しようとなるとどうなるでしょうか?

「密閉」に関しては、今まで中型大型の地鎮祭では3方又は4方を紅白幕で囲うという仕様で行ってまいりました。

まずこの幕で囲ってしまうということをひかえようということになります。

次に「密集」について、今までであれば式に関係のある皆様が出席しての地鎮祭になりますが、これを必要最低限の主要な方のみで行おうというものに縮小されます。

例えば、本来であれば40名様が出席の地鎮祭であるところを主要役員・来賓者のみで行うことにより半分以下の18名様まで絞る。

これにより密集を避けることになります。

次に「密接」について、前述であげた出席者を減らしそれにあわせテントを小さくするのではなく、当初予定していた40名様用のテントを使用することで席の配列に余裕ができ、「密接」を避けることが出来ます。

 

神域だけは確保しようという地鎮祭

祭壇周りは神事中は神様が宿る神聖な場所になるため最低限前方のみは青白幕で囲っております。

席の間隔も広くとっており風通しもよいため3密を避ける対策がなされおります。

 

テントの間口を広くすることで少しでもテント内の換気をよくしようとする地鎮祭

本来ならばテント縦向きに神事を行うことが多いですが、席の間隔も横に広くし紅白幕を囲っても後方の間口が広いためテント内に空気がこもりにくくなっております。

 

神域は青白幕で神聖な場所として確保しつつ、再度は紅白短幕で見た目も重視しつつ風通しもよい地鎮祭・起工式

紅白短幕を使用することにより、大切な地鎮祭・起工式の雰囲気を保持しつつ胸髙より下からは風が抜けるため「密閉」空間に対しての対策が出来ております。

 

強風により防風シート付けざるを得ない場合の地鎮祭

紅白短幕にて換気対策をしているものの強風のため3方向を透明シートを囲っておりますがシートを斜め張ることで下部に隙間を作り程よくテント内部に風が入り込むようにしております。

 

目まぐるしく変化していく情勢の中で順応に対応していかなければなりません

このように新型コロナウィルスの影響により地鎮祭に限らずあらゆる物事で環境の変化を余技なくされることが現状に限らずこの先も当分の間続くと予想されます。

もしかしたら今言われている「3密」のほかにも感染防止策とは別の対応を迫られることが起こってくるかもしれません。

古くから続くこの日本の伝統である地鎮祭・上棟祭・竣工式のありかたもこの先変わってくるのかもしれません。

その中で私たちはこの新型コロナウィルス感染予防をしながら経済ができるだけ停滞しないように向き合い、なんとかこの苦境を乗り越えていきましょう。

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